Microsoft、より手頃な Xbox Cloud Gaming プランを示唆。Chromebook ユーザーも期待

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Microsoft は、ゲームストリーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」について、現在よりも手頃な価格の新しいプランが登場する可能性を示唆しました。

このサービスは Web ブラウザ経由で利用できるため、実現すれば Chromebook ユーザーにとっても、より魅力的な選択肢となる可能性があります。

目次

Chromebook でも遊べる Xbox Cloud Gaming とは

Xbox Cloud Gaming は、Microsoft が提供するクラウドゲーミングサービスです。現在は月額 1,450 円の有料プラン「Xbox Game Pass Ultimate」の特典として利用できます。

このサービスの大きな特長は、高性能なゲーミング PC や専用コンソールがなくても、インターネット環境さえあれば数百もの Xbox ゲームをストリーミングでプレイできる点です。

Web ブラウザで動作するため、Windows PC だけでなく Chromebook や Mac、スマートフォン、タブレットなど、幅広いデバイスに対応しています。

また、ライバルの NVIDIA GeForce Now とは違い、Game Pass 対象かつクラウド対象のゲームであれば、定額でゲームをプレイできる(ゲームソフトを購入しなくても良い)という大きなメリットがあります。

そのため、Chromebook ユーザーは、特別なアプリをインストールしたりソフトを購入しなくても、手軽に本格的なゲームをプレイすることができます。

より手頃な新プラン登場の可能性

今回、Microsoft の次世代部門担当副社長である Jason Ronald 氏は、公式 Xbox ポッドキャストの中で、Xbox Cloud Gaming を「より手頃な価格で、より多くのプレイヤーがアクセスしやすくする機会」と捉えていると述べました。

これは、現在の Xbox Game Pass Ultimate 限定という制限を見直し、より安価な、あるいは異なる形のプランが登場する可能性を示すものです。

過去には Microsoft の幹部が、広告付きの無料版が登場する可能性にも言及しており、同社がクラウドゲーミングの普及に向けて様々な選択肢を検討していることが示唆されていました。

クラウドゲーミングの将来と品質向上への投資

Microsoft は、将来のクラウドゲーミングをさらに向上させるための投資も続けています。

Ronald 氏によると、Microsoft は半導体メーカーの AMD と共同で、次世代のゲーム体験を実現するための専用シリコン(半導体チップ)を設計しています。

これは、Xbox Cloud Gaming のサーバーインフラを強化し、ストリーミングの品質やパフォーマンスを向上させるための取り組みと考えられます。

現在、クラウドゲーミング市場では Nvidia の GeForce Now など強力な競合サービスが存在しており、Microsoft としてもサービスの魅力をさらに高めていく必要があります。

ライバル NVIDIA GeForce Now の動き

なお、同日に NVIDIA は GeForce Now において最新の NVIDIA Blackwell アーキテクチャを導入することを発表しました。

これにより、GeForce RTX 5080 クラスの GPU パフォーマンスをクラウド経由で提供、最大 5K 解像度 / 120fps でのストリーミングや、AI を活用した新機能が利用可能になります。

さらに、新しい「Install-to-Play」機能によってゲームライブラリは 4,500 タイトル以上増えました。

まとめ

もし、より手頃な価格の Xbox Cloud Gaming プランが実現すれば、Chromebook をメインデバイスとして使用しているユーザーにとって、ゲームの選択肢が大きく広がることになります。

高価なゲーミング PC やゲームソフトを購入することなく、最新の AAA タイトルを気軽に楽しめる環境が、さらに身近になるかもしれません。

具体的なプランの発表はまだなく、実現するかどうかも分かりませんが、今後の展開に期待したいですね。

出典: The Verge

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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