AnTuTu は、2025 年 7 月の Android フラッグシップスマートフォンに関する性能ランキングを公開しました。今月も REDMAGIC 10S Pro+ が平均スコア 2,943,537 を記録し、3 ヶ月連続でトップの座を維持しました。
市場全体としては、9 月に予定されている Qualcomm と MediaTek の次世代チップ発表を前に、各メーカーが新製品のリリースを控えているため、ランキングに大きな変動は見られなかったようです。
2025 年 7 月 AnTuTu Android フラッグシップ性能ランキング
2025 年 7 月の AnTuTu ベンチマークスコアによる Android フラッグシップスマートフォンの性能ランキングは以下の通りです。
- REDMAGIC 10S Pro+: 2,943,537
- Vivo X200 Ultra: 2,893,125
- iQOO Neo 10 Pro+: 2,889,141
- Vivo X200s: 2,860,875 (Dimensity 9400+)
- Honor GT Pro: 2,851,956 (Snapdragon 8 Extreme OC)
- OnePlus Ace 5 Pro: 2,722,244 (Snapdragon 8 Extreme)
- OnePlus 13: 2,706,899 (Snapdragon 8 Extreme)
- iQOO 13: 2,687,611 (Snapdragon 8 Extreme)
- Redmi K80 Ultra: 2,667,786 (Dimensity 9400+)
- OPPO Find X8 Ultra: 2,667,408 (Snapdragon 8 Extreme)

上位モデルの概要
- 1位: REDMAGIC 10S Pro+
- トップを維持した REDMAGIC 10S Pro+ は、Snapdragon 8 Leading Version を搭載しています。このチップは最大クロック周波数が 4.47GHz、GPU が 1.2GHz に向上されており、REDMAGIC の最適化されたパフォーマンスチューニングにより、その性能を最大限に引き出しています。
- 2位: Vivo X200 Ultra
- 2位の Vivo X200 Ultra も同じく Snapdragon 8 Leading Version を採用。カメラ性能に重点を置いたモデルで、14mm、35mm、85mm のレンズを搭載し、ゲーム性能や全体的なパフォーマンスも強力です。
- 3位: iQOO Neo 10 Pro+
- iQOO Neo 10 Pro+ は、Snapdragon 8 Leading Version を搭載し3位にランクインしました。Neo 10 シリーズの最上位モデルとして、安定したパフォーマンスを重視しつつ、カメラやデザインの品質も両立させています。
AnTuTu スコアについて
AnTuTu のランキングスコアは、以下の基準で集計されています。
- スコアは、2025年7月1日から7月31日までの間に収集されたユーザーベンチマークの平均値です。
- ランキングに含まれるのは、1,000件以上の有効なスコアを持つモデルのみです。
- データは中国市場のものです。
まとめ
今月も REDMAGIC 10S Pro+ が 3 ヶ月連続で 1 位を獲得しただけでなく、上位機種が軒並み Qualcomm の Snapdragon 8 Elite Leading Edition を採用していることから、このチップがも非常に強力であり、各メーカーはうまく最適化できていることがわかります。
これが次世代チップとなる Snapdragon 8 Elite 2 や Dimensity 9500 の登場で、どのように変わっていくかは楽しみですね。
なお、日本でも Snapdragon 8 Elite Leading Version を搭載した「REDMAGIC 10S Pro」が販売されており、今回の結果からも高性能なゲーミングスマートフォンを検討している人には魅力的な 1 台となります。

出典: AnTuTu