YouTube Music は、これまでデバイスをまたいで再生履歴を追跡することはできましたが、再生を直接再開する方法は提供されていませんでした。
しかし今回、YouTube Music の v8.26.51 へのアップデートにより、複数のデバイス間で再生の進捗状況が同期される機能が追加されたことが報告されました。これにより、あるデバイスで聴いている曲の続きを、別のデバイスから簡単に再開できるようになります。
新機能「再開」で途中から再生
この機能は、同じ Google アカウントに接続された他のデバイスでの再生状況を示すプログレスバーが、アルバムやプレイリストのアートワーク上に表示されるようになります。
ユーザーがその項目をタップすると、新たに「再開」 オプションが表示され、以前に中断したところから再生を再開することができます。これはスマートフォンやタブレット、パソコンなど、YouTube Music が利用できるデバイス間で機能します。

ただし、記事執筆時点では筆者の YouTube Music では、Android とウェブ版の間で同期できることを確認できませんでした。
まとめ
この機能は、Spotify のような高度な機能には及ばないものの、複数のデバイスで YouTube Music を利用するユーザーにとっては、待望のアップデートとなります。
筆者はまだ確認できていないので残念ですが、とくに Android アプリとウェブ版を行き来するような使い方をしているユーザーには便利な機能となりそうです。
なお、Google は最近、歌詞の共有機能やダウンロードしたトラックのオフライン歌詞機能など、YouTube Music のアップデートを積極的に行っています。今回の再生同期機能もその一環であり、今後のさらなる改善が期待されます。