DOOGEE Tab A9 Pro+ を実機レビュー。約1.5万円の手頃な価格の11インチ Android タブレット

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今回の記事では、Android 15 で動作する DOOGEE の新しい11インチタブレット「DOOGEE Tab A9 Pro+」の実機レビューをお届けします。

なお、本レビューにあたっては実機の提供を受けていますが、内容についてメーカーからの関与はなく、実際に使用したうえでの率直な感想をまとめています。

今回レビューする DOOGEE Tab A9 Pro+ は、11 インチサイズの Android タブレットです。Unisoc T7200 チップセット(旧 Unisoc T606 )、6GB の物理 RAM に加えて最大 24GB までの仮想 RAM 拡張機能を搭載し 、日常的な利用には十分な性能を持っています。

特に動画視聴や電子書籍の閲覧といったライトな用途に向いており、WideVine L1 に対応しているため、Prime Video などの対応サービスで高画質再生が可能です。記事執筆時点で約 1.5 万円の価格帯で購入できる Android タブレットとしてはスタンダードなモデルとなっています。

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目次

デザインと操作性

今回レビューしている DOOGEE Tab A9 Pro+ の本体は金属製の筐体を採用しており、この価格帯のモデルとしては標準的な仕様だと思います。サイズ感はスタンダードな11インチモデルで 、本体サイズは 257.3 × 168.8 × 7.9mm、重さは約 644g です。

大きな問題はないのですが、少し本体がパキパキ音がするので、特別堅牢というわけではなく価格なりといった印象です。

ディスプレイは 1280×800 解像度の IPS パネルで 、視野角や色味に大きな問題はなく、明るさも日常使いには十分です。ただ、若干白く見える点は価格なりと言えるかもしれません。

90Hz のリフレッシュレートに対応しており(デフォルトはオート設定で、60Hz/90Hz/オートから選択可能 )、スクロールやアニメーションはスムーズです。タッチ操作への反応については特に不満はありませんでした。

指紋センサはありませんが、顔認証に対応しています。顔の登録時に画面が縦向きになるものの、タブレットを横向きにしたままでも問題なく設定可能です。これによりロック解除で PIN などを入力せずスムーズに行えます。

ちなみにディスプレイを横持ちにした際、フロントカメラを上部に配置すると、USB-C ポートは左下側に、3.5mm イヤホンジャックは左上側にきます。

充電ケーブルを接続した状態での左手持ち操作には少し邪魔になるかもしれませんが、イヤホンジャックの位置は邪魔になりにくいと思います。

パフォーマンス

DOOGEE Tab A9 Pro+ に搭載されている SoC は Unisoc T7200 で、これは実質的に Unisoc T606 と同等のエントリークラスのチップセットです。実機での Geekbench スコアはシングルコアが 362、マルチコアが 1,091 でした。

その他のベンチマークスコアは次のとおりです。

ベンチマークソフトベンチマークスコア
Geekbench Single362
Geekbench Multi1,091
Geekbench OpenCL542
Geekbench Vulkan542
PCMARK7,967

スペックシート

OSAndroid 15
ディスプレイ11インチ IPS
1,280 × 800
90Hz リフレッシュレート
CPUUnisoc T7200 (Unisoc T606)
RAM6GB
+ 24GB 仮想 RAM
内部ストレージ128GB eMMC
外部ストレージmicroSD (最大 2TB)
リアカメラ13MP
フロントカメラ5MP
ポートUSB-C
3.5mm オーディオジャック
バッテリー8,580mAh
10W 有線充電
ネットワークWi-Fi 5
Bluetooth 5.0
その他顔認証
サイズ257.3 × 168.8 × 7.9mm
重さ約 644g

使用感

実際の使用感ですが、ブラウジング、動画視聴、電子書籍の閲覧といったライトな使い方であれば、特にストレスを感じることなく快適に動作します。ただ、セットアップ時やバックグラウンドでアプリのダウンロードやインストールが実行されている状況では、動作に若干の引っかかりや重さを感じることがありました。

複数のアプリを同時に利用したり、負荷の高い処理を行ったりする場合には、少し動作が遅く感じるので、エントリークラスであることを念頭に置く必要があります。

ゲームプレイではマイクラは少しカクつくこともありましたが、一応プレイは可能でした。ただ、オブジェクトが増えたり動きが激しくなると辛くなってくるので、比較的ライトな遊び方なら良いかもしれません。

とはいえ、「プレイは一応できる」という程度なので、ゲーム目的であればより高性能なタブレットを購入するほうが良いでしょう。

ちなみに原神については、シェーダー準備中の画面ですでにカクついており、10分以上経過しても完了しないため、プレイまでのハードルが厳しいので止めておくほうが無難です。

スピーカーはデュアル仕様で、価格を考慮すれば標準的な音質です。動画コンテンツの音声を聞く程度であれば問題ありませんが、音質にこだわる場合は別途イヤホンやヘッドホン、外部スピーカーの使用をおすすめします。

スピーカーは横持ちしたときに下側に来るように配置されているため、本体のスピーカーを利用する場合には縦よりも横向きがおすすめです。

バッテリーと動画視聴

バッテリー駆動時間については、動画視聴(主に DAZN)をメインに使った場合は 1 時間あたり 15 〜 20% 程度の消費でした。

そのため、動画視聴が目的であれば 5〜6 時間程度の連続使用が期待できます。ブラウザやゲームなどを組み合わせて利用するともう少し短いかもしれませんが、普段使いとしては十分です。一方で、充電は 10W の有線充電となっているため、充電速度はやや遅いと感じます

なお、Widevine L1 に対応しているため、Amazon Prime Video などでの高画質再生をサポートしており、筆者も実際に Prime Video での高画質再生ができることを確認しました(タブレット自体の解像度が低いのであまり恩恵はありませんが)。

カメラ

カメラはリアに 13MP、フロントに 5MP のカメラを搭載しています。以下は DOOGEE Tab A9 Pro+ で撮影した写真のサンプルです。

最近はスマートフォンのカメラが高性能なことが多いため、それらと比較すると厳しいですが、価格の割にまずまずといったところ。ちょっとした記録用写真やドライブへのスキャン目的であれば十分だと思います。

まとめ

今回は DOOGEE Tab A9 Pro+ の実機を試しましたが、ディスプレイの解像度(1280×800)であることや全体的なパフォーマンスは価格相応ではあるものの、動画視聴や電子書籍など、用途を割り切って使うのであれば十分実用的です。

ただし、バッテリーの充電速度が 10W とやや遅めなため 、急いで充電したい場合には時間がかかる可能性があります。使わないときにはこまめに充電したり、寝る前に充電するといった使い方が良さそうです。

最後に価格についてですが、記事執筆時点では、以下のような割引を利用することで 15,000 円前後から購入可能となっています。

  • Amazon:
    • 最終価格例: 14,755 円 (別途ストア発行クーポン併用)
    • クーポンコード: IJSEEXOR
    • 有効期限: 2025 年 6 月 30 日まで
  • 楽天市場:
    • セール価格例: 14,900 円(ストア発行の 7,000 円オフクーポン適用時)
    • 有効期限: 2025 年 6 月 30 日まで
  • DOOGEE 公式サイト:
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手頃な価格で 90Hz リフレッシュレートと 11 インチディスプレイ、Android 15 を搭載したタブレットを検討中であればチェックしてみてはいかがでしょうか。

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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