Google は Pixel 10a のコストを下げるために Tensor G4 の採用を検討しているとの噂

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Google は2026年のフラッグシップスマートフォン Pixel 11 シリーズだけでなく、ミッドレンジの Pixel 10a の開発にも着手し始めたことが報告されました。そのなかで、Pixel 10a についてはまだ開発の初期段階にあることから、採用するチップセットについて検討されていることも伝えられています。

Android Authroity の今回の報告によると、Google は Pixel 10a に採用するチップセットを、Pixel 10 シリーズで使用する初のフルカスタム設計になる Tensor G5 にするか、Samsung との設計による Tensor G4 にするかを検討中とのことです。

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これまで A シリーズの Pixel スマートフォンでは、フラッグシップの Pixel シリーズと同じチップセットの廉価版を採用することがほとんどでした。もし、Tensor G4 が Pixel 10a に採用されるとしたら、2024年の Pixel 9 シリーズに始まって2025年の Pixel 9a、2026年の Pixel 10a と3年連続になります。

また、Pixel 10 シリーズでは Tensor G5 により新しい AI やカメラ機能が導入されると言われているため、Pixel 10a が Tensor G4 の場合、それらの機能が制限される可能性もあります。さらに Pixel 9a ではモデムなどもダウングレードされる可能性が示唆されており、こういったコスト削減のための他の方法が継続する可能性も考えられます。

Google がなぜ Tensor G4 の継続を検討しているかは定かではありませんが、Tensor G5 のコストが高いことが影響している可能性があるようです。Tensor G5 は初の自社設計によるカスタムチップセットであり、コスト面で最適化されるには Tensor G6 まで待つ必要があるかもしれません。

どちらにしても、Google は2026年も A シリーズスマートフォンを続投することはほぼ間違いなさそうですが、大きな変化があるかどうかは微妙なところになりそうです。当然、今後の開発状況次第で変わってくる可能性もあるため、続報に期待ですね。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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