海外市場では HP が教育市場向けのエントリー Chromebook として、Intel N150 または N250 を搭載する新しい HP Fortis G1i Chromebook および HP Fortis Flip G1i Chromebook シリーズを発表しました。
これらのモデルは11.6インチのクラムシェルタイプとフリップ(コンバーチブル)タイプ、14インチのフリップ(コンバーチブル)タイプの3つの機種が含まれています。いずれも新しい Intel チップセットに最大 16GBRAM、最大 128GB UFS ストレージ、防滴キーボード、オプションの 4G LTE Cat 6、などを備えています。
11.6インチモデルと14インチモデルのそれぞれのスペックは以下のとおりです。
スペック
Fortis G1i Chromebook | Fortis Flip G1i Chromebook | |
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ディスプレイ | 11.6インチ 1,366×768 250nits [OP] タッチ対応 | 11.6インチ 1,366×768 250nits タッチ対応 [OP] USI ペン |
CPU | Intel N150 または N250 | |
RAM | 4GB / 8GB / 16GB * LPDDR5 | |
内部ストレージ | 32GB / 64GB eMMC 128GB UFS | |
外部ストレージ | – | |
ウェブカメラ | 720p HD | |
アウトカメラ | – | [OP] 8MP |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 HDMI 1.4 ×1 3.5mm Audio | |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bleutooth 5.4 [OP] 4G LTE Cat 6 | |
バッテリー | 47Wh | |
その他 | 防滴キーボード | |
サイズ | 295×204.5×19.8mm | 295×204.5×21mm |
重さ | 1.33kg | 1.46kg |
11.6インチモデルは CPU、RAM、ストレージ、ポート、ネットワークとバッテリー周りなどは共通していますが、USI ペンとアウトカメラの有無が大きな違いになります(どちらもオプションですが)。
続いて14インチモデルのスペックです。
Fortis Flip G1i 14 Chromebook | |
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ディスプレイ | 14インチ 1,366×768 250nits or 1,920×1,080 300nits [OP] タッチ |
CPU | Intel N150 または N250 |
RAM | 4GB / 8GB / 16GB * LPDDR5 |
内部ストレージ | 32GB / 64GB eMMC 128GB UFS |
外部ストレージ | – |
ウェブカメラ | 720p HD |
アウトカメラ | – |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 HDMI 1.4 ×1 3.5mm Audio |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bleutooth 5.4 [OP] 4G LTE Cat 6 |
バッテリー | 47Wh |
その他 | 防滴キーボード |
サイズ | 330.5×230.5×22.1mm |
重さ | 1.63kg |
こちらはペンなどはなく、一般的なクラムシェルタイプの14インチモデルとなります。ディスプレイは HD 非タッチもしくはフルHDでタッチオプションが選択できます。
海外市場における販売価格についてはまだ明らかにされていませんが、基本的には日本国内でも GIGA 向けに投入されている Chromebook の CPU アップグレード版と考えて差し支えありません。
新しい HP Fortis G1i Chromebook シリーズは2025年1月に発売予定となっており、価格については改めて発表されるとしています。
なお、海外でも日本の GIGA スクール構想第二期に向けて開発された Kompanio 520 を搭載する新しい「Fortis G1m Chromebook」および「Fortis Flip G1m Chromebook」も発表されました。
日本向けモデルが海外でリリースされるというのは、Chromebook 市場においてはかなり珍しいパターンかもしれません。
これら MediaTek を搭載した Fortis G1m Chromebook シリーズは今月後半に発売され、249ドルからとなっています。
via Liliputing