今年初めに Google は「デバイスを探す」ネットワークをアップグレードして広く展開しています。この機能の特長はオフラインになっているスマートフォンの位置も特定できることで、5月の時点でも Pixel デバイスの電源をオフにしたあと8時間後でも「デバイスを探す」ネットワークが機能することが報告されていました。
今回、Android Authority の報告によれば Pixel 9 シリーズでも同様に数時間経過したあとでも「デバイスを探す」ネットワークが機能しており、電源をオフにした状態でもデバイスを追跡できることを確認したとしています。
「デバイスを探す」ネットワークは Bluetooth と近くの Android デバイスから位置情報を使用して精度を向上させるもので、この機能は Pixel 9 ユーザーがデバイスを紛失したときや電源が切れたデバイスを見つけることが簡単になります。また、Pixel 9 シリーズでも「バッテリーが切れたら電源を探す」という通知を確認しており、電話のバッテリーが切れたり電源が切れたりしても、デバイスを探すネットワークが数時間そのデバイスを見つけることができると説明されていることも確認しました。
なお、Pixel 9 シリーズでは「デバイスを探す」ネットワークがデフォルトで有効になっており、初期状態では「トラフィックの多いエリアでのみネットワークを使用」となっています。このままだと人通りの少ないエリアでは効果が期待できないため、「すべてのエリアでネットワークを使用」に切り替えておくことでより見つけやすくなります。一方、プライバシーを気にするユーザーはオフにすることもできます。
この設定は他の Pixel デバイスと変わらず、設定アプリを開いて[セキュリティとプライバシー] > [デバイスを探す] > [デバイスを探す] > [オフラインのデバイスを探す] から変更することができます。