Google は今年5月に低遅延とコストを優先するユーザー向けに「最速かつ最も汎用性の高いマルチモーダル AI モデル」となる Gemini 1.5 Flash を発表しています。これは Gemini Advanced に搭載される 1.5 Pro に比べて軽量化されていますが、マルチモーダル推論機能はそのまま利用可能です。
本日、Google は無料で使える Gemini アプリと gemini.google.com のモデルを Gemini 1.5 Flash へとアップグレードしたことを発表しました。
このアップグレードにより、速度と効率が最適化されたモデルにアクセスできるようになり、コンテキストウィンドウが 1.0 Pro の4倍となる32,000トークンとなり、回答の品質と正確性が向上しました。このため、Gemini を使った新たなクリエーションやコラボレーションが可能になります。
また、コンテキストウィンドウが長くなったことで Gemini が1つのプロンプトで処理できるコンテンツの量がさらに多くなり、より複雑な問題が解決できるようになったほか、情報の探索や分析の効率も向上します。
この他には Gemini の回答内から、そのトピックに関連する情報に直接アクセスできるようになりました。また、Gemini in Google メッセージが EU、英国、スイスでも展開されるようになりました。
すでに Gemini アプリとウェブ版 Gemini では、リリースの更新内容が2024.07.25付けで更新されていますので、試してみてください。