Google は Chrome ブラウザで様々な機能の追加やパフォーマンスの改善を行っていますが、現在開発中の機能の一つではユーザーを有害なダウンロードから保護する機能の一つに変更が加えられる可能性が報告されました。
この変更はセキュリティ向上を目的としたもので、ファイルをダウンロードするときに潜在的な危険性が含まれるファイルのダウンロードを警告するときの通知が、いままでの小さなダイアログボックスではなく、ページ全体に警告を表示(全画面/インタースティシャル)するようになります。
Windows Report によれば、この機能は DangerousDownloadInterstitial と呼ばれていることが示されており、現在はフラグ Download Warning Improvements (chrome://flags/#download-warning-improvements) を有効にすることで新しい警告画面を表示できるようになります。
この機能を有効にすると Chrome のセーブブラウジング機能が更新され、危険と判断されたファイルをダウンロードしようとすると、「ダウンロードの警告」として赤色の全画面ページが表示されます。メッセージの内容はこれまでと変わりなく、とにかく続行するか、安全に戻るを選ぶことができます。また、なぜダウンロードするかを尋ねるアンケートも表示されるようです。
これだけインパクトのある表示であれば、間違えてダウンロードしてしまう危険性は減るように思います。ただ、スパムっぽい雰囲気が出ているので、これはこれで困る気はしますね。
なお、先に挙げたフラグのスクリーンショットは Chromebook (ChromeOS 126) におけるもので、新しい警告メッセージが正式に展開されれば Chromebook でも同様の表示になると思われます。