Google は Android 15 Beta 2 のアップデートによって、一時訴訟の影響で Pixel スマートフォンから削除された機能のひとつであるスピーカーグループやキャストデバイスの音量ボタンによる操作が復活していることが報告されました。
この機能は Google と Sonos の訴訟問題に関連しており、Google は2021年に Pixel スマートフォンの音量ボタンを使って、スピーカーグループや Chromecast および Google Cast デバイスの音量を操作するという機能を無効にしています。
その結果、Home アプリやバックグラウンドで接続されているキャストデバイスなど多くのデバイスに対して、音量ボタンによる操作が無効となりました。この他にもGoogle デバイスを一度に複数のスピーカーグループに設定する機能なども無効となっていましたが、一部の機能は復活しつつあるようです。
今回、Android 15 Beta 2 のアップデートによって、Google が音量操作も復活させていることが Android Authority から報告されました。これはスピーカーグループで複数のキャストデバイスを使用している場合、Pixel デバイスからそれぞれの接続されたキャストデバイスの音量を調整できるようになっていたことに気づいたとしています。
現時点では、この機能は最新の Android 15 Beta 2 (2.1) をインストールした場合でのみ利用可能ですが、機能が復活しているということであれば Android 15 安定版で正式に戻ってくる可能性は高いと思われます。
ちなみに無効にされていたこの機能は Google のみ(Sonosが名指ししたため)で、他のメーカーのデバイスには影響はありませんでした。