予定より遅れが出ていたPixelスマートフォン向けの2023年6月のアップデート、Pixel Feature Dropが本日から展開されることをGoogleが公式ブログでアナウンスしました。
このアップデートによって新機能やアップグレードされた機能が追加され、デバイスの利便性が向上します。変更が加わった機能としては、Googleアシスタントやカメラ、ライブ壁紙の作成、レコーダー、Google Homeアプリなどがあります。
まず、PixelスマートフォンのGoogleアシスタントが緊急情報サービスと統合され、例えば設定された時間内における安全確認に応答しない場合、緊急連絡先に通知が行きリアルタイムの位置情報が共有されるようになります。
緊急情報サービス繋がりではPixelの自動車衝突検出機能も強化され、緊急連絡先に通知が行くだけでなく位置情報なども共有されるようになりました。
続いてカメラ周りでは、「Pixel 7 Pro」がマイクロフォーカスでビデオを利用できるようになり、細部を映した動画撮影が可能になりました。「Pixel 6」以降のデバイスを対象にして、3秒または10秒のタイマーを設定して写真撮影を行うとき、手のひらを向けることで写真撮影ができるようになります。
同じく「Pixel 6」以降のスマートフォン向けに、Google I/Oで発表されたAIを使用して2D壁紙の写真を3Dのように変換する機能や絵文字を組み合わせたライブ壁紙の作成ができるようになりました。
この他に、レコーダーにはスピーカーラベル機能が追加され、文字起こしを簡単にできるようになります。さらに文字起こしした内容をgoogleドキュメントにエクスポートできるようになり、話し手のラベルがついたビデオクリップを生成し、レコーダー内で話し手を検索できるようになります。
Google Homeアプリもアップデートによって、Pixelのロック画面からお気に入りしているスマートホームデバイスにすぐアクセスできるようになりました。再設計されたホーム画面を使用して簡単に機能を操作することができます。
細かい変更として、「Pixel 6a」と「Pixel 7a」のアダプティブ ハプティクス機能によって机やテーブルなどの硬く平らな面上にデバイスがあることを検出すると、バイブの強度を下げることができるようになりました。
アダプティブ充電にも微調整が入り、Google AIを使用してPixelスマートフォンのバッテリー寿命を延ばすため、充電習慣に基づいて長時間の充電セッションを予測し、接続が外される予定の1時間前に100%になるようゆっくりと充電されます。
さらに細かい変更点もありますが、公式ブログで取り上げられている主な変更は以上となっています。
またPixel Watch向けのFeature Dropも展開されており、先日報告されていたSpO2測定などが追加されました。