大々的な発表があったわけではありませんが、Dellが新しいAMD搭載の14インチモデル「Dell latitude 3445 Chromebook」をラインナップに追加していることが報告されました。「Latitude 3445 Chromebook」は、新しいAMDのRyzen 7000 シリーズプロセッサとAthlon 7000シリーズプロセッサが採用され、クラムシェルとコンバーチブルの2つが存在しています。
DellからAMDのプロセッサを搭載するChromebookが登場するとは思いませんでしたが、新しいプロセッサを搭載しているため性能が向上していることが期待でき面白い選択肢になると思います。ただ、AMDは電源接続時とバッテリー駆動時で明確な性能の違いが出てしまうため、手放しで褒めることはできません。
「Dell Latitude 3445 Chromebook」のスペックは次のようになっています。
スペック
ディスプレイ | 14インチ [HD] 1366×768 TN 非タッチ アンチグレア 250nits [FHD] 1920×1200 アンチグレア 非タッチ(250nits/IPS) タッチ対応(300nits/広視野角) |
CPU | Athlon Sliver 7120C Athlon Gold 7220C Ryzen 3 7320C Ryzen 5 7520C |
Graphics | Radeon Navbvi2 Graphics |
RAM | 4GB 8GB 16GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC 64GB eMMC 128GB eMMC 256GB PCIe NVMe Gen 3 |
外部ストレージ | MicroSD |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 HDMI ×1 3.5mm Audio Jack ×1 |
Webカメラ | 720p 30fps 1080p 30fps |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 |
バッテリー | 54Wh |
その他 | [OP]バックライトキーボード [OP]指紋センサ |
サイズ | 323.67×220.26×20.2mm |
重さ | 1.53kg |
Latitude シリーズだけあって、Dellのビジネス向けノートパソコンらしいモデルと言えますが、全体的に14インチChromebookとしてはバランスの取れたモデルになっていると思います。また、フルHDモデルのみ画面アスペクト比が16:10に変更されていることがポイントになりますが、HDモデルは16:9のままです。正直HDモデルを含める理由がわかりませんが。
4GBから16GBまでのRAMと最大256GB NVMeストレージも選択でき、オプションでフルHDWebカメラやバックライトキーボード、指紋センサなどを含めることもできます。
バッテリー駆動時間は定かではありませんが、54Whrのバッテリーが搭載されていますので少なくとも公称10時間程度にはなると予想されます。重さが1.53kgあるのはDellらしさでしょうか。
最後に価格についてですが、これもまだ明らかにされていません。価格次第ではビジネス向けChromebookとして良い選択肢になることが期待できます。日本でのリリースも不明ですが、Latitude の5000シリーズは投入して来そうな予感がしています。