今回発見された情報によれば、MediaTek MT8188 を搭載する Chromebook は、これまでのMediaTek チップセットを搭載したChromebookとは違って高解像度ディスプレイをサポートすることがわかりました。
まだ開発段階の情報ではありますが、Chromium Gerritでは MT8188 SoCを採用するChromebookが最大で4K解像度をサポートすることが示されています。
これまで、ARM搭載のChromebookはディスプレイ解像度が低い傾向にありました。タブレットデバイスが登場してから内蔵ディスプレイの解像度はフルHD以上になりましたが、外部ディスプレイに関してはフルHDに制限されていることがほとんどです。これらは単純に処理能力による影響とも捉えられますが、少なくともMT8188を搭載するChromebookではその心配はなくなりそうです。
ただ、この変更が内蔵ディスプレイに対するものか、外部ディスプレイに対するものか、はたまたその両方かはまだわかりません。過去にあったように、4Kの内蔵ディスプレイを搭載するChromebookもユニークではありますがバッテリーやパフォーマンスに影響を与える点がネックです。
とは言え、4Kに出力できる程度のパワーがMT8188にあることは確実ですので、これまでのエントリークラスChromebookに比べて性能が向上していることは期待できます。
これまでの情報では「Geralt」と呼ばれるベースボードがMT8188を採用し、アスペクト比が5:3の11インチ 2000×1200、広視野角の400nitsのディスプレイでテストされており、イヤホンジャックやSDカード(もしくはmicroSDカード)スロットが搭載する可能性などが報告されています。
Source: Chrome Unboxed