先日、GoogleがゲーミングChromebookシリーズの第1世代として発表した144Hzリフレッシュレートをサポートする15.6インチ「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」ですが、ASUS JAPANが国内販売を発表しました。
なお、米国Amazonに掲載された際の情報をお伝えしていますが、正式リリースにあたり機種名が「Chromebook Flip CX5 CX5501(CX5501FEA)」から変更されています。CPUとRAMの除く構成スペックは先月の報告時点と違いありません。
日本国内で販売される「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」の構成は以下のとおりです。
スペック
ディスプレイ | 15.6インチ IPS 1920 × 1080 144Hzリフレッシュレート タッチスクリーン |
CPU | Core i3-1115G4 Core i5-1135G7 |
RAM | 8GB |
内部ストレージ | 128GB PCIe SSD |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 HDMI ×1 3.5mmジャック |
Webカメラ | 92万画素 |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 |
バッテリー | 最大9.3時間 |
その他 | キーボードバックライト JIS配列 USIペン対応 harman/kardonオーディオ |
サイズ | 357.6×244.2×18.5mm |
重さ | 1.95kg |
ディスプレイはタッチ対応15.6インチのフルHD解像度とスタンダードですが、Chromebookでは初となる144Hzリフレッシュレートを採用したことが「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」の大きなポイントです。すでに120HzリフレッシュレートをサポートするChromebookがLenovoから投入されましたが、それを上回る144Hzリフレッシュレートで、本体キーボードの”WASD”キーの縁取りを変えてくるなどゲーミングデバイスのような仕上がりになっています。
「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」は先の米国AmazonではCore i7/16GBRAMモデルとなっていましたが、日本発売にあたって搭載しているCPUはインテル第11世代のCore i3-1115G4もしくはCore i5-1135G7のどちらかとなります。CPU以外の構成は、8GBRAMと128GB PCIe SSDをはじめとして違いはありません。
Chromebookであれば第11世代Core i3でもハイスペックとして申し分のないレベルですし、12世代となると価格も上がるため、うまくバランスの取れたモデルだと思います。
「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」のデザインや性能、バランスを考えると国内ですでに発売されている「Chromebook CX5 CX5500」と「Chromebook CM5 CM5500」が融合したようなモデルといった感じです。
最後に価格についてですが、「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」のCore i3モデルは89,800円、Core i5モデルは119,980円と記事執筆時点では円安の影響がありますが、それを考えてもかなり手頃な価格設定かと思います。
ChromebookとChromeOSという性質上、ゲームプレイにはGeForce NOWといったクラウドゲーミングサービスを利用することになると思います。もしくはAndroidアプリの利用かと思いますが、どちらの場合もCore i3モデルで十分対応できるため、ゲーム以外にも仕事や作業などをより快適に行いたい場合や長く使いたい場合にはCore i5モデルを選択すると良いかと思います。
記事執筆時点では、「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」は公式ストアから購入することができます。Chromebookでクラウドゲーミングサービスを活用してゲームプレイを検討している人は、チェックしてみていはいかがでしょうか。
先日発表された他2機種のクラウドゲーミング向けChromebookについては下記の記事をご覧ください。