価格も200ドル(約23,000円)くらいの差もあるし、字面的にもスペック差がありそうな気がしますけど、実際にはどれくらい違うのかということは、Chromeboxに興味のある方は気になるかと思います。
ちなみに「Chromebox 3」シリーズに関するスペックについて、以前まとめていますのでご興味ある方はそちらもご覧ください。
ということで、今回はASUSがリリースしたばかりの「Chromebox 3」シリーズのうちCeleronモデル(N017U)とCore i3モデル(N018U)についてスペックの差を比較しつつどっちがお得かをまとめていこうと思います。
「Celeron 3865U」と「Core i3-7100U」モデルの比較
Chromebox 3
N017U
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Chromebox 3
N018U
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CPU
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Celeron 3865U
1.8Ghz
(2core / 2thread)
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Core i3-7100U
2.4GHz
(2core /4thread)
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RAM
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4GB
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4GB
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内部ストレージ
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32GB
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32GB
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価格
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$242.48
約27,000円
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$429
約48,000円
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要はCPUの差が価格の違いと考えて頂ければ問題ないかと思います。
数値的には2倍程度の性能差はありそうですね。その他のレビューを見ても単純にスペックはi3が上ということしか書いてない上に基本的にはWindowsでの評価がほとんどです。しかし今回はChromeOSでのお話ですからね…。
ちょっと調べてみたら、Redditで同じようなカテゴリの質問を見つけました。この他にも色々参考にして、個人的な見解を合わせると…
「Celeron 3865U」をオススメする理由
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ChromeOSなら「Celeron」でも動作は快適
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2万円の価格差でRAMやストレージを増強する方がお得
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実は「i3」モデルに+6,000円ほどで「i5」モデルが買える
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もしスペックが必要なら「i7」モデルまで上げた方がさらにお得
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これまでの体験から「Celeron」モデルが一番アンパイ
さらに2万円を出して「i3」にするよりも、その分をRAMやストレージの増強に回した方がお得な感じがします。
また、販売はスタートしていないようですが「i5」モデルも存在していまして、こちらは501ドル(約55,000円)と価格差6,000円程度で購入するこができます。スペック的にはi5の方がバランスが取れているので、何か目的がない限りは「i3」でなくても良いのではと思っています。
さらに言うと、「i3」ないしは「i5」のスペックが必要なほどの作業をするのであれば、むしろ「i7-8550U」モデルまで引き上げる方が性能的にも良いんじゃないかなと感じてしまいます。
中途半端なところで止めるより、上まで言っちゃった方が後々お得というところでしょうか。
現行モデル(CN-62)よりも「Chromebox 3」
少なくとも2022年頃までは自動更新は保証されていますし、価格差4,000円でスペックも全体的に向上したモデルを購入できるわけですから、よほど予算が…ということ意外であれば、あえて「Chromebox 2 CN-62」を今選ばなくても良いかと思います。
日本国内向けで「Chromebox 3」シリーズが発売されるかはまだ不明ですが、いま敢えて「Chromebox 2」を買わなくてももう少し待つほうが良いと思っています。
まとめ
何か後半グダってしまいましたが、結論としましては、ASUSのChromeboxを買うなら「Chromebox 3」シリーズの「Celeron 3865U」がオススメとなります。
また、ハイスペックなChromeboxが必要なら「Core i7-8550U」のモデルを購入する方が良いということです。もちろん、これはASUSに限った話ですので、今後展開が予想されるHPやAcerのChromeboxなどを含めればこの限りではないと思います。
現行モデルも決して悪くはないですし、Chromebox欲しくて我慢できないけど国内正規品じゃないとという人はそちらを選んでも良いかと思います。
しかしそうでなければ、「ASUS Chromebox 3」はバランスの取れた端末に仕上がっていると思うので、もう少し様子見する方が懸命かなあという感じです。
今後、Chromeboxの行方がどうなるかわかりませんが、引き続き情報は提供して行きたいと思います。