9月末に海外で発表され、10月はじめに日本国内への投入が決定していた、HPの「Chromebook x360 12b」ですが、ようやく公式サイトでも販売を開始しました。
すでにビックカメラなど家電量販店でも予約・販売が開始していおり、本来であれば、公式サイトも10月下旬から販売開始となっていましたが本日からとなったようです。
また、SNS上や実機を触った方の意見のなかに、起動時の速度が遅くなる現象が確認されているようです。なお、この現象については日本HP側も認識しているようです。
原因は不明ですが、Chrome OSアップデートの後にこのような状態になったという話もあるため、今後のアップデートで改善されるはずですが、心配な方は少し様子見をしたほうがよいかと思います。
そしてスペック等については、海外発表時点と国内発表時点でもまとめていますが、改めておさらい。
スペック
HP Chromebook x360 12b コンフォートモデル |
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ディスプレイ | 12インチ IPS 1,366 × 912 タッチスクリーン |
CPU | Pentium N5000 1.1-2.7GHz(4c/4t) |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 64GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C(3.0) ×2 USB-A(3.1) ×1 イヤホンジャック |
バッテリー | 最大11時間 |
その他 | USIスタイラスペン(別売) 日本語配列 バックライトキーボード |
サイズ | 272×216×17.3mm |
重さ | 1.36kg |
自動更新ポリシー | 2026年6月 |
価格 | 64,800円(税別) |
スペックと価格はこのようになっています。
このモデルは、3:2のアスペクト比を持つ12インチの1,366×912というやや変則的な解像度を持つChromebookとなっていて、USI(Universal Stylus Initiative)ペンに対応するのが特長です。
ただ、現時点ではUSI(Universal Stylus Initiative)ペンは発売されていないため、後々に追加購入する必要がある点はご注意ください。
CPUは、Chromebook界隈では初となる、Pentium N5000を採用しており、4GBRAMとスタンダードではありますが、性能的にはミドルレンジより気持ち上くらいというところだと思います。
エントリークラスのChromebookよりは上だけど、Coreシリーズを搭載するChromebookよりは下という感じですので、位置づけとしては面白いものかと思います。
また、バックライトを搭載したキーボードは、これまでに投入されたHPのChromebookとは違い、日本語キーボードを採用しているため、英語配列に抵抗のあった方も選びやすいモデルかと思います。
個人的には英語配列でもChromebookであればさほど問題はないように思いますが、このあたりは日本市場の仕方ないところかも。
性能、バッテリーの持ち時間などを見ても、Chromebookらしい仕上がりだと思いますが、12インチで重さが1.35kgとやや重めなのが残念なところかもしれません。
価格も、Coreシリーズを採用するハイエンドなモデルと比較すればお手頃ですが、エントリーモデルのChromebookから考えるとやや高めな印象があるため、3:2のアスペクト比やUSIペンの対応が、このモデルを選ぶ決め手となりそうです。
ということで、興味のある方はぜひ「HP Chromebook x360 12b」をチェックしてみてください。
ちなみに、「HP Chromebook x360 12b」がどんなものか気になる方は、ビックカメラの一部店舗に実機が置いてあるようなので、お近くに店舗がある方は行ってみるのも良いかと思います。